NFCを使ったサービス紹介

NFC
石橋賢治

このページをご覧いただき、
ありがとうございます!

ここでは、NFC(かざすだけで情報をやりとりできる技術)と、
先駆がご提供しているサービスをご紹介します。

名刺の銀色のシールからお越しの方へ。
そのシールが、ここでご紹介するスマートステッカーです。

ご一読いただければ幸いです。

NFCとは?

NFC(Near Field Communication)は、近距離無線通信と呼ばれる技術で、シールやカード、キーホルダー、ブレスレッドなど様々な形で利用でき、NFCシールや用途によってはスマートステッカーなどいろんな呼び方がされています。

名前の通り、「ごく近く(約10cm以内)」にある機器同士でデータをやり取りするために使われます。

主な特徴としては

「かざすだけ」で通信

デバイス同士を近づけたり、軽くタッチしたりするだけで、すぐに通信が始まります。
2018年以降のスマートフォンであれば、ほとんどの機種でNFCが搭載されております。

手軽で直感的

複雑な設定(ペアリングなど)や、
QRコードのようなアプリの立ち上げが不要で、
誰でも簡単に使えます。

実は身近にあるNFC

実はこれってNFCだったの?と思うようなものを紹介します。

  • 名刺と同様にサイトへの誘導
    イベントポスターや、アンケート誘導、商談時などに素早くサイトへアクセスしてもらうために利用。
    こちらはスマホとステッカーがあれば誰でも簡単に作成可能です。
    詳しくはスマートステッカー紹介を参照ください。
  • タッチ決済
    スマホやクレカ、Suicaなどを端末にかざして支払いできるのもNFCです。
  • 機器とスマホの連携
    Bluetooth機器のペアリング、WiFiに接続をかざすだけでできるのもNFCです。
  • ピールオフ広告(*)
    話題性はもちろん、持ち帰ったあと友人知人に紹介するきっかけを作るために利用。

    *: 通行人が自由に剥がして持ち帰れる広告

  • スマートドア
    スマートリングやカードをかざして、オフィスや自宅のドアを施錠・解錠もNFCです。

NFCは、私たちの生活を「かざすだけ」で便利にしてくれる技術です。
株式会社 先駆ではWebサービスと連動したサービスを提供しています。

サービスのご紹介

スマートステッカー

現在このページへアクセスするのにご利用された「銀色のシール」が、スマートステッカーになります。

Webサイトに限らず、スマホのアプリと連動させて、ドライブ開始時にかざすだけで「音楽を再生し、カーナビアプリを起動する」ようなルーチンを組むこともできます。

使用事例としては、

  • ポスターから特設イベントサイトへ誘導
    スマートポスターとも呼ばれ、
    QRコードとは違う体験を提供
  • 展示品に関する詳細情報の提供
    美術館などの展示パネルに貼り付けることで、より深い理解を促す
  • 既存の案内看板に補足情報を追加
    看板改修には大きなコストがかかります、貼り付けるだけで音声や動画案内を提供
  • デジタルアンケートへの参加誘導
    セミナー退出時にかざすことで、帰宅途中にゆっくりとご回答
  • トラブル時の対応
    機器に貼り付けて、表示されたエラーコードをすぐに参照

スマートステッカーは個人でも簡単に作成することができます
スマホをかざすだけでサイト表示」から、ぜひチャレンジしてみてください!

スマートステッカーの作成デモ動画

さらに高度なスマートステッカー

通常のスマートステッカーとは違い、
より高度なNFCシールとWebシステムを用いたサービスになります。

高度なスマートステッカーは、タッチするたびに暗号化されたURLを生成し、そのURLをWebサーバー上で検証を行うことで、
一回のタッチにつき、一度しか開けないWebページを作成することができます。

例えば「来店いただいた方だけにクーポンを提供したい」場合に、QRコードや上記で紹介した通常のスマートステッカーでは、URLを他の人に共有できてしまい狙った集客が行えませんでした。

高度なスマートステッカーでは、実際にタッチした人しか開けず、他の人に共有ができません。

また、高度なスマートステッカー自体の複製も現実上不可能です。
これらの特性については、ページ下部で詳しく説明しています。

使用事例としては、

  • 来場者特典の配布
    次回の来店で使えるクーポンの配布や、資料配布にご利用いただけます。
  • スタンプラリー
    イベントとしてはもちろんのこと、オープンキャンパスや、企業展示会など見学して欲しい所に設置し、ノベルティを贈呈するなどの導線が引けます。
  • より高精度な計測
    URLの共有や、ページのリロードも行えないため、タッチと連動した参加者の計測を正確に行うことができます。
  • より強固なエビデンスとして
    複製が事実上不可能で、不正防止が行えるため、その場所に居たと言う証明として利用できます。

高度なステッカーの作成と合わせて、有効なリクエストか判別するWebシステムの開発が必要なサービスです。
「具体的な解決イメージはないけど課題を相談したい」でも歓迎です、ぜひご相談ください!

NFCデータをブラウザで読み込む

NFCに埋め込まれた情報を、Webページ上で扱うサービスになります。

少し技術的な話になりますが、NFCにはURL以外にも様々なデータを記録することができます。
Android端末ではブラウザからNFCが利用できる機能が用意されており、Webページ内からNFCデータの読み取りができます。
(iPhoneでは専用アプリが必要です)

加えて、WebページからNFCデータの書き換えも行えるため、クラウドとNFCの両方で情報の記録が可能です。
例えば、点検作業の日時をクラウドで管理し、NFCにも同じ日時を記録することで、より強固な点検のエビデンスとして活用できます。

使用事例としては、

  • 点検作業
    機材点検のエビデンスとしてWebアプリで記録し、リモートから管理が可能です。
  • Webシステムのログイン
    手袋などの入力が難しい現場においてもスムーズにログインが可能です。
    また、複雑なパスワードを覚える必要がなく、セキュリティ強化も期待できます。
  • 見た目が同じ物の管理
    複数の同じ筐体でも、機器の判別が可能。
    QRコードにも汚れ補正はありますが、NFCはすべてが汚れても読み取れるため、工場や屋外など過酷な環境でも利用できます。
  • 書籍や書類管理
    紙は磁界を通すため、書籍に直接貼らずに、しおりで管理が可能です。
    目的のリングファイルを探すのに、背表紙にかざすだけで詳細情報の表示や、見つけた際に音を鳴らすこともできます。

ブラウザとリアルの連携、Web NFC APIを使ってみる」にて、簡単なプログラムコードと一緒にご紹介しています。

点検ページのデモ動画

Android端末に限定されますが、社内の業務効率化などにご利用いただけると思います。
ぜひお気軽にお声がけください。

NFCをもっと知りたい方へ

最後まで読んでいただき、
誠にありがとうございます!
最後に、よくある質問をまとめました。

他にもNFCに関する情報発信を行っています。
ブログカテゴリ > NFC」をご参照ください。

こちらに載っていない疑問や、
NFCで課題を解決できないか?
といったご相談まで、
お気軽にお問い合わせください!

ロック機構とパスワード設定

ロック機構

NFCを簡単に作成できる反面、誰でも書き換えができてしまうのでは?とご心配される方もいらっしゃいます。
通常のスマートステッカーでは、書き込みロック機構を利用することで、書き換えを防止できます。

このロック機構はチップの回路を物理的に焼き切ることで実現しているため、ロックの解除はできません。

パスワード設定

パスワードによるロック機構も存在しますが、こちらはパスワードを知っている人であれば書き換えが可能です。
特定の人だけが書き換えできるようにしたいケース、機器の貸し出し管理で払い出し担当者のみがNFCデータを書き換えできるようにするなどの用途に使えます。

NFCシールの費用感

個人でご購入される場合は、通常のスマートステッカーは1枚あたり50〜100円程度でAmazonなどから購入できます。
書き込みできるデータの容量による違いなどもありますので、ご注意ください。
商品名称としては、「NFCタグシール」「NFCステッカー」などで販売されています。

高度なスマートステッカーや、NFCデータをブラウザで読み込むサービスは、システムの規模によって変動しますので、お問い合わせください。

NFC対応機種

iPhoneの場合

NFCの読み書き可能なチップはiPhone 6から搭載されています。
専用アプリを起動しなくてもかざすだけで読み取れるのはiPhone XS/XR(iOS 13.1- 2018年発売)以降の機種でご利用になれます。

Androidの場合

要求OSとしては、Android 6.0(2015年リリース)以上であれば対応しています。
ただし、機種によってNFCが搭載されていない場合がありますので、ご注意ください。
スマホ決済が使えるものは搭載されていますので、ご参考ください。

耐久性

環境耐久性

NFCシール自体は防水・耐熱・耐寒など様々な種類があり、使用環境に合わせて選択可能です。
一般的なシールタイプであれば、屋外での使用も可能です。

耐用年数

NFCのメーカーや種類によって異なりますが、一般的にデータ保存が10年。
データの読み書き回数は10万回以上になります。

普段ご利用されている交通系ICカードなどと同等の耐用年数とお考えください。

金属への貼り付け

磁界で動作する仕組み上、「通常のNFCシール」は金属に貼り付けると読み取りができなくなります。
電波吸収シート(磁性シート)を使用した
「金属対応のNFCシール」も存在しますので用途に合わせてご選びください。

QRコードとの違い

どちらにも一長一短がありますので、用途に合わせてご選択ください。

特徴 NFCシール QRコード
コスト ICチップ費用 印刷するだけ
操作性 かざすだけで利用可能 アプリ起動、
カメラ起動、
コード読み取りが必要
容量 小さい 大きい
耐久性 防水・耐熱・耐寒など
様々な種類がある
紙媒体のため
汚れや破損に弱い
見た目 シール自体が
目立たない
デザインの自由度が低い

以上の観点でまとめてみましたが、
「かざすだけ」で使えるユーザ体験
NFCシールの最大の強みです。

詳しくは「NFCとQRコードを比較してみる」をご参照ください。

高度なスマートステッカーの仕組み

NFCシールの動作原理は、スマホから発せられる磁界により電力供給された極小のチップが動作しています。

そのため多少の演算処理を行うことができ、可変的にURLをレスポンスする技術になります。



高度なスマートステッカーは、AES-128暗号キーとタップされた回数をカウントしてNFCシール内部に保持しています。

「カウント値」と「カウント値を暗号化した文字列」を可変URLのパラメータに組み込んでスマホにレスポンスします。

スマホは取得した可変URLから、Webサーバーに対してページリクエストを行います。

サーバーでは同じAES-128暗号キーを使用して、可変URLのパラメータの複合化、およびカウンター値のチェックを行った上でページを表示します。

最後に取得したカウント値以下であったり、複合化できないパラメータを弾くことで、一度しか開けないURLを実現しています。

つまり、生成された可変URLを共有したり、リロードを行っても、すでに表示済みのカウント値であるため、ページを開くことができません。

高度なスマートステッカーに記録されているAES-128暗号キーを取り出すには、強力な防御機構(*)があり現実上不可能です。

また、カウント数を予測しても、AES-128暗号キーがわからなければパラメータの生成ができないため、パラメータの推測攻撃を防止できます。

(*)
耐タンパー性: アクティブシールドなど外部から針(プローブ)を当てるとチップがそれを検知して内部データを消去する仕組み

サイドチャネル攻撃耐性: チップと端末の間に発生する微弱な電磁波や電力変動を解析して暗号キーを特定する攻撃に対しては、計算処理順序の入れ替えやダミー計算を挟んでパターンを分散する仕組み

NFCに関するご質問等は
もちろんのこと

株式会社 先駆ではWebとハードウェアを融合して、ユーザが実際に使っていただけるシステムをお客様と一緒に作ります。
「作ったはいいけど、現場でつかってくれない」などのお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください