出発前、「テストほぼゼロですが」と添えて
展示会で登壇する日の朝、その4時間前に、紹介ページがようやくできました。社内に共有したときの私の一言は「テストほぼゼロですが」とりあえずできました。問い合わせの送信だけは確かめてあります、と添えて、さっそく出発の支度に入りました。
このあと何が起きたか、だいたい想像がつくと思います。すぐに社員から返事が来ます。「スマホだとほぼ白紙でした」。

えっ
私のPCでは、全部きれいに見えていました。当然です。そのPCで作ったのですから。出発前に大急ぎで直して、4分後に「表示されるようになりましたね」と確認をもらいました。なんとか間に合いました。
まさか、スマホが私にだけ意地悪を
もしかして、スマホくんが私に気づかれないよう、わざと白いカーテンを引いていたのか!? 作った本人に見られないように、こっそりと。

……ないな。
スマホに、そんな気まぐれはありません。
なぜ、私の画面では壊れなかったのか
ほかの日にも、似たことがありました。業務ツールで、人によって動きが違う。原因を追っていくと、私のアカウントは作った本人のもので、いちばん特別な権限を持っていました。なので、すべての機能がちゃんと動いていたのですが、そうでない他の方のアカウントでは不具合が起きていました。自分の画面はみんなの画面と同じ、と思い込んでいたのです。

あちゃー
画面も、権限も、設定も、作った本人のところだけ、いちばん都合よく揃っていたのです。
じぶんちの台所は、目をつぶっても歩ける
自分の家の台所なら、電気を消していても冷蔵庫まで歩けますよね。どこに何があるか、体が覚えているからです。でも、お客さんは同じ台所で、きっと椅子にぶつかります。作った本人の画面は、この「目をつぶっても歩ける台所」なのだと思います。作った本人の画面は、そのページにとっていちばん条件のいい画面なのですね。
ジブン画面だけ無敵の法則でした
作った本人の画面でだけ、ページは無敵になる。 展示会の朝、社員のスマホに助けられて、そこで初めて私は「ジブン画面だけ無敵の法則」を痛感したのでした。
公開する前に、他人の端末で、他人のアカウントで、1回だけ見る。手間は数分です。みなさんも次に何かを出す前に、隣の人のスマホで開いてみてください。白紙だったら、それがそのページの本当の姿かもしれませんね。